■経営計画書の役割
あなたの会社には今、どんな悩みがありますか?
順調に軌道に乗っている会社であっても、
悩みが0という経営者はほとんどいないはずです。
・売上が思うように伸びない
・粗利が低く、利益が出ない
・業務が属人化していて仕組みが固まらない
・社員がすぐ辞める
・評価制度や給与体系が曖昧で不満が出る
・後継者問題が不安
……細かく挙げていくと、いくらでも出てくるのではないでしょうか。
実は、これらの課題を整理し、解決する方向性を示すのが
「経営計画書」の大きな役割です。
■経営計画書は「数字だけ」ではありません
経営計画書というと、
「売上目標を書くもの」「予算を書くもの」
そんな“数値の計画表”と思われがちです。
しかし、本当に大事なのは数字よりも先に
“会社の理念”や“求める社員像”を明確にすること。
持続的に発展する会社には、
理念を理解し、行動できる社員の存在が欠かせません。
社員教育というとスキルの習得を想像しがちですが、
本質はそこではありません。
理念を理解し、何のために働くのかをつかむこと。
これこそ社長が社員に最も伝えるべき教育です。
理念が浸透すれば、行動や判断に一貫性が生まれ、
組織としての方向性が整います。
■光成会計事務所の経営計画書の構成
当事務所の経営計画書では、数値より先に
・会社の理念
・どんな社員でいてほしいか
・そのために必要な行動や考え方
これらを冒頭に丁寧に書いています。
新入社員にとって、
「どう振る舞えばいい会社なのか」
「どんな人であれば評価されるのか」
は非常に掴みにくいものです。
何となく周囲を見て学ぼうとしても、
解釈がズレることはよくあります。
■中堅社員も、方向性を見失う
長く働く社員ほど、
いつの間にか“会社が求める姿”からズレてしまうことがあります。
・自分はこの方向で合っているのか
・間違っているのか
・会社に必要とされているのか
これがわからず悩み続ければ、
「求められていないのでは」と不安になり、
退職につながることもあります。
社長も忙しく、
全員に定期的にフィードバックを行うのは困難です。
だからこそ、
経営計画書が「正解の基準」になるのです。
■採用のミスマッチを防ぐ効果も
採用面でも、計画書がある会社とない会社では大きな違いが生まれます。
面接で
「なんとなく良さそう」「資格があるから」
という感覚で採用すると、入社後に
「思っていた人材と違った」
「会社の考え方と合わない」
となりかねません。
経営計画書に行動指針が明確に書かれていれば、
面接時に
「当社はこの行動を大事にしています。あなたはできますか?」
と、基準を持って判断できます。
これは
離職予防、採用コスト削減にも直結します。
■まずは「人物像」から書き始めてください
「年間の数値目標から書こう」とすると
過去資料を引っ張り出したり
計算したり
億劫に感じて止まってしまう社長は多いものです。
ですが、
“自社にいてほしい人物像”なら、きっとすぐに書けるはずです。
そこから計画書は始まります。
経営計画書は、
数字のための帳票ではありません。
会社を正しい方向に導き、
社員と未来を共有し、
組織の力を最大化するための“経営の土台”です。
【最後に】経営計画書作成プログラムのご案内
税理士法人光成会計事務所では、
経営者が頭の中に持つ構想をともに“形にする”ための
サポートを致します!
【経営計画発表会開催まで支援】
月額 100,000円(税抜)
数字に基づいた経営計画書を、
言語化 → 数値化 → 可視化まで一緒に仕上げます。
興味がある方は、ぜひご相談ください。
経営計画書は、会社の未来を変える大きな一歩になります